村社 熊野神社(豊岡市日高町池上)
概 要
社号 熊野神社
読み:くまの
所在地 兵庫県豊岡市日高町池上323
旧地名 但馬国気多郡国府郷熊野村
御祭神 主祭神 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
配祀神 伊邪那美命(いざなみのみこと) 須佐之男命(すさのおのみこと)
例祭日
社格等
式外社
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式
境内摂末社(祭神) なし
一口メモ
国道312号池上交差点の一つ北を東へ350m入る池上区公民館南隣り。
歴史・由緒等
由 緒
創立年月不詳
(『国司文書別記 但馬郷名記抄』平安期に熊野という地名があるので、すでに熊野神社の創建時期と考えられる)熊野三所権現としょうせしも明治3年(1870)熊野神社と改称し同6年(1873)10月村社に列せらる。同40年(1907)10月須賀神社を合祀せり。
「兵庫県神社庁」
境内・社叢
鳥居 社殿
左手境内社 右手境内社
地名・地誌
『国司文書別記 但馬郷名記抄』(975・平安後期)に、
国府 国府所在の地なり。またの名は気多郷。
土居(ヒヂイ)村・伊智村・堀部・美努・熊野・芝垣・池上(イキノエ)・上石(アゲシ)
池上(イキノエ)
『校補但馬考』
国府
倭名抄曰く気多郷にあり。
但馬太田文(鎌倉期)に、気多郷とあり。上古は、皆府に属せしゆえ、郷の名なし。今 府中と称える十一か村あり。
今の村数
山本・松ノ岡・手邊・国府市場・堀・野々庄・池ノ上・芝・上石・竹貫(タカヌキ)
おそらくこの時点でも「イキノエ」と読んだのではないだろうか。熊野は消滅しているが、池上区の氏神は熊野神社であるから、少なくとも明治には池上の氏神も熊野神社に合祀して、人口増加とともに池上と一体化していったのだろう。
※現在の地名は、土居・府市場・堀、美努は式内三野神社から野々庄、芝垣は芝→西芝・東芝、熊野は熊野神社がある池上区公民館辺りを熊野といい、国府駅から今の国道312号あたりが海抜0メートルに近い地域で、古くは円山川の下流域は黄沼前海という入江で、この付近も円山川へ注ぐ八代川の遊水池だったとされる。海抜ゼロメートルに近く、西には水上(みのかみ)という地名があり、まだ池が残っていた可能性は高く、東が池上ではなかったか。
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「兵庫県神社庁」
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